自動車が止まるために必要な装置にブレーキがあります、この装置のおかげでスピードを出しても安全に減速もしくは停車できます。その際に大変重要な部品である、ブレーキパッドとブレーキディスクの仕組みについて解説します。
ブレーキパットの寿命と交換時期の目安
ブレーキパッドの寿命は生物でもありませんので、特に何年っていうのはあまりありません。ただ使ってるうちに削れて減っていきますので新品で10 mm ぐらいあるものが3ミリぐらいに減ってきたらそろそろ交換を考えた方がいいと思います。
摩耗したパットはフェード現象というブレーキの利きが悪くなる状態が発生しやすくなるので、カーブの多いい山間部を走るときは早めに交換してくださいね。
減ってなくてもパットのにヒビが入ってるのもありますのでそんなときも早めに交換したほうが良いと思います。
上記の画像は減りすぎでパット残量0mmを通りこしてマイナスです。こうなるとローターという円盤も削れて、ローターも同時交換になります。ブレーキをふんでもなかなか止まらず、おーこわになります。
車検や定期点検で必ずチェックしてもらってください。
新品パットと摩耗して残量のなくなったブレーキパット
ブレーキパッドが減って残量がないものと新品のブレーキパッドを並べて見ました。ここまで使うことは普通あまりありません。この状態ですと制動距離、かなり割り増し、ブレーキを踏むとゴーという唸り音がでます。(ローターの削れる音です)かなり危険な状態でドライビングしていたことになります。
ブレーキパットの交換時間、交換費用
ブレーキパッド、ブレーキディスクともブレーキキャリパーというものの間に挟まっております、パットが減った分ピストンが飛び出ていますので、押し戻す工具で飛び出たピストンをもとの位置にもどしてから新品をセットしていきます。
ピストンを押し戻す時になかなか固着して戻らないもの、固いものは、ディスクキャリパーの修理が必要です。そのままセットすると摩擦熱でモクモクとタイヤ付近から煙のでることもあります。
パット交換ディスク交換、両方行ってもプロの整備士であれば普通の車であれば1~2時間ぐらいでできるのではないでしょうか。
交換費用は軽自動車~外車などで大きく違います。ちなみに軽自動車で部品、工賃あわせて1万弱~ではないでしょうか?
走行中音がする?どこのメーカー製でもいいの?
上記の画像のように向かって左側が傷んだブレーキローター交換、もしくはローター研磨が必要です。ただし限度をこえるとパットが減った時ピストン完全にぬけるので、使用限度があります。
ブレーキパッド減るとセンサー付きの車両ですとキーという音がブレーキを踏むたびに聞こえます。その段階で早めに整備工場で修理してください。
しばらくすると音が消えることもありますがそうなると今度はゴーっという音がいきなり出ることが多いです。もうその時は手遅れです、上記の画像のようにローターも削れていますので必ず注意してください。ご自分で運転はせずに整備工場やロードサービスに頼んでください。
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